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Text File  |  1995-11-30  |  9KB  |  239 lines

  1.  
  2.             X680x0 Human68k Window System  Ko-Window
  3.             Ko-Window 開発基本セット Version 2.24+14
  4.  
  5.                             1995/11/30 小笠原博之
  6.  
  7.   X680x0 のフリーソフトウエアとして公開されている Ko-Window の、アプリケーショ
  8. ン開発に必要なライブラリやドキュメントをまとめた開発セットです。開発はC言語で
  9. 行います。gcc によるコンパイル環境とC言語ライブラリが必要です。XC-libでもlibc
  10. でも構いません。
  11.   このアーカイブは lha x KoWIN14D.lzh として展開して下さい。最初に KOWIND.DOC
  12. をお読み下さい。
  13.  
  14. ・MiniTERM, corlib, tviewlib, gviewlib などは最新版のものが同梱されています。
  15.   単体で配布されていたアーカイブは古いバージョンのものなので間違ってダウンロー
  16.   ドしないようにして下さい。
  17. ・libc 用のKo-Windowライブラリも開発セットに同梱するようにしました。すべて付
  18.   属しています。(従来必要だったlibcko.aは不要になりました)
  19. ・ +14 より新しいメモリ管理ルーチンが付属しています(mm_alloc ライブラリ)
  20.  
  21.  
  22. ●はじめに
  23.  
  24.   Ko-Window はフリーソフトウエアであり、そのアプリケーション開発に必要なライ
  25. ブラリや情報がすべて公開されています。また Ko-Window のプログラミングは極めて
  26. シンプルで、たいへん分かりやすくまとまっています。ぜひこの Ko-Window のプロ
  27. グラミングの世界を体験してみて下さい。
  28.  
  29.   この開発基本セットでは、必要なファイルをすべて集めてあります。もちろんそれ
  30. 以外に gcc 等の C 言語による開発環境は当然必要です。
  31.  
  32.   新たに Ko-Window でプログラミングを始めてみようという方は、まずディレクト
  33. リ doc/programming 内にある kowin_p1.doc ~ を読んで下さい。Ko-Window プログ
  34. ラミングの入門書になっています。
  35.  
  36.   またすでに開発は行っているものの新しいライブラリの関数使用を知りたいという
  37. 方は、ディレクトリ doc/library 内のファイルを参照して下さい。関数マニュアル
  38. はすべてここに集めてあります。
  39.  
  40.   以下、それぞれのディレクトリおよびファイルを詳しく説明していきます。
  41.  
  42.  
  43.  
  44. ●付属ファイルとインストール
  45.  
  46.     lib/        ライブラリファイルが入っています。
  47.  
  48.     include/        ライブラリで必要なヘッダファイルです。
  49.  
  50.     doc/library/    具体的な関数の使い方を書いたマニュアルを集めてありま
  51.             す。すべての関数の使い方はここで検索できます。
  52.  
  53.     doc/programming/    Ko-Window プログラミング入門と、それぞれのテーマ毎に
  54.             解説したマニュアルを集めてあります。
  55.  
  56.     doc/original/    WSRV.X v2.23 についてきた Ko-Window の作者の書かれた
  57.             説明ファイルです。
  58.  
  59.     doc/document/    その他のドキュメント(ライブラリの単体配布時のものなど)
  60.             が納めてあります。
  61.  
  62.     smpl/        サンプルプログラムです。ソースが入ってます
  63.  
  64.  
  65.   lib 内のファイルを環境変数 lib で指定したディレクトリへコピーします。同様に
  66.  include 内のファイルも、自分の開発環境内のインクルードディレクトリにコピーし
  67. て下さい。
  68.  
  69.  
  70.  
  71. ●ライブラリファイルについて
  72.  
  73.   すべて *.a の形になっていますが、XC v2 のライブラリと併用する場合であって
  74. も *.l へ変換する必要は一切ありません。
  75.  
  76.   gcc と使用する C言語ライブラリの種類によって、開発のスタイルは数種類存在し
  77. ます。使用するライブラリの種類に合せて Ko-Window ライブラリを使用して下さい。
  78.  XC のコンパイラによる開発はできません(※1)。
  79.  
  80.     コンパイラ    C言語ライブラリ        Ko-Windowライブラリ
  81.      gcc        XC v1 (clib.a)        XC用   wlib.a
  82.      gcc        XC v2 (clib.l)        XC用   wlib.a
  83.      gcc        libc  (libc.a)        libc用 libwin.a
  84.      gcc        COR.オリジナル        XC用   wlib.a
  85.  
  86.   XC v1/v2 の C言語ライブラリを使ってプログラム開発をする場合は次のライブラ
  87. リを使用します(従来どおり)。
  88.  
  89.     wlib.a            サーバーコールを行う基本関数
  90.     parts.a            ウィンドウ用部品ライブラリ
  91.     winop.a            ウィンドウオペレーションライブラリ
  92.     corlib.a        その他の多数のライブラリ、サブルーチン集
  93.     mtmlib.a        ターミナル&stdioエミュレーションライブラリ
  94.  
  95.   これに対応する libc 用の Ko-Window ライブラリは次のようになっています。
  96.  
  97.     libwin.a        サーバーコールを行う基本関数
  98.     libparts.a        ウィンドウ用部品ライブラリ
  99.     libwinop.a        ウィンドウオペレーションライブラリ
  100.     libcor.a        その他の多数のライブラリ、サブルーチン集
  101.     libmtm.a        ターミナル&stdioエミュレーションライブラリ
  102.  
  103. 上記以外のライブラリは XC/libc 共用と思って結構です。(一部 IOCS ライブラリで
  104. 関数名が異なるものがあるかもしれませんがダミーで置き換えれば大丈夫なはずです)
  105.  
  106. ※1: 不可能ではありませんが未確認です。
  107.  
  108.  
  109.  
  110. ●リンクの順番
  111.  
  112.   ライブラリをリンクする場合には次の順番に注意して下さい。
  113.  
  114.     corlib/libcor は wlib/libwin より前になければならない
  115.     mtmlib/libmtm も wlib/libwin より前になければならない
  116.     wlib/libwin は clib/libc より前になければならない
  117.     mm_klib.a  は wlib/libwin より前になければならない
  118. <例>
  119.  mm_klib.a mtmlib.a corlib.a parts.a winop.a wlib.a clib.a iocslib.a gnulib.a
  120.  
  121.   上記例のリンク順を参考にして下さい。またライブラリは、必ず各種オブジェクト
  122. ファイルよりあとに与えます。もしリンカが、あるはずの関数やシンボルを見つから
  123. ないというエラーを出した場合は、リンクするライブラリの順番を変更して試してみ
  124. て下さい。
  125.  
  126.  
  127.  
  128. ●その他の付属ライブラリ
  129.  
  130.     mm_klib.a    mm_alloc ライブラリ(ヒープ自動拡張 malloc/free lib)
  131.     goelib.a    ごえもんさん作のスクロールバー関連のライブラリです。
  132.     dbslib.a    データベースサーバー dbserv.win 用ライブラリです。
  133.     cardlib.a    hide さん作の dbserv を利用したカードデータ用ライブラリです。
  134.     tviewlib.a    テキストウィンドウを表示するためのライブラリです。
  135.     gviewlib.a    グラフィックビュアなどのウィンドウを表示するライブラリです。
  136.  
  137. 注意: 上記 dbslib.a や cardlib.a ではライブラリとヘッダ、ドキュメントのみ含
  138.    まれており、サーバー本体やカードデータ本体は含まれていませんので、別途入
  139.    手しておく必要があります。
  140.  
  141. 以下のライブラリは小笠原博之(COR.)のオリジナルのライブラリ群です。仕様や使い
  142. 方の方は未だ未定であるためマニュアルは公開していませんが、いくつかのアプリケー
  143. ションのソースを make するために必要なので入れてあります。(ヘッダを見るとあ
  144. る程度わかってしまうかもしれません)他のライブラリと一切互換性はありません。
  145.  
  146.     mm_alib.a    mm_alloc の一般用、wsrv.x の make に必要
  147.     mfiolib.a    MicroFile-I/O ライブラリ(COR.オリジナル)
  148.     mstrlib.a    MicroString ライブラリ    (COR.オリジナル)
  149.     supalib.a    StartUp ライブラリ1    (COR.オリジナル)
  150.     suplib.a    StartUp ライブラリ2    (COR.オリジナル)
  151.     kuplib.a    StartUp ライブラリ3    (COR.オリジナル)
  152.  
  153.  
  154.  
  155. ●マニュアルについて
  156.  
  157.   doc/programming/ 内のファイルは Ko-Window プログラミングの解説です。
  158.  
  159.     kowin_p1.doc    Ko-Window プログラミングの入門書
  160.      ~ kowin_p10.doc
  161.  
  162.     common.doc        COMMON 領域の使い方を特にまとめたもの
  163.     console.doc        Console の仕組みとその使い方
  164.     user.doc        EventUser についての説明
  165.     process.doc        Human や Ko-Window のプロセスの違いを説明
  166.     rootevent.doc    ルートイベントについて
  167.     clinetdata.doc    クライアントデータの使い方とイベントルーチンの共有法
  168.     getenv.doc        環境変数内容の取得について
  169.     sheet.doc        Sheet 型のデータフォーマット解説
  170.     UserGraphic.doc    UserGraphic によるグラフィックデータ共通フォーマット
  171.     memory.doc        メモリ管理関連について説明
  172.     file.doc        ファイルオープンとその扱いについて
  173.     fnckey.doc        ファンクションキーコード
  174.     crtc.doc        CRTCパラメータのアクセスについて
  175.     signal.doc        ウィンドウプロセスのSignalについて
  176.     keeplevel.doc    KeepLevelとは
  177.     QandA.doc        Ko-Windowプログラミングの質問解答集
  178.  
  179.  
  180.   doc/library/ のファイルは関数のマニュアルです。
  181.  
  182.     func.doc        ウィンドウ基本関数(必須)
  183.     parts.doc        PopUpMeny,InputKey など標準的な部品関数
  184.     winop.doc        Icon, Zoom など標準的なオペレーション関数
  185.     newfunc.doc     v2.24 から v2.24+14 までで拡張された関数群
  186.  
  187.     corlib.man        corlib.a の関数マニュアル
  188.     MiniTERM.man    mtmlib.a (MiniTERM) の関数マニュアル
  189.     GOELIB.MAN        goelib.a の関数マニュアル
  190.     dbserv.doc        dbserv.a のドキュメントファイル
  191.     cardlib.man        cardlib.a の関数マニュアル
  192.     mm_alloc.man    mm_klib.a/mm_alib.a (mm_alloc)ライブラリのマニュアル
  193.  
  194.  
  195.   doc/original/ 以下は、Ko-Window WSRV.X v2.23 の配布時に付属していた、ウィ
  196. ンドウ作者の解説マニュアル群です。
  197.  
  198.     readme.doc        小林忠司さん(Ko-Windowの作者)のドキュメント
  199.     prog.doc        WSRV.X 2.23 付属のプログラマーズマニュアル
  200.     event.doc        以下4つはWSRV.X 2.23 配布時の機能を説明したもの
  201.     window.doc
  202.     samp.doc
  203.     resource.doc
  204.     program.doc        Ko-Windowアプリ集1付属のプログラマー向け補足ドキュ
  205.             メント(これは COR. が書いたものです)。
  206.  
  207.  
  208. ●ソースパッケージについて
  209.  
  210.   サーバー及び付属アプリケーションのソースを納めたアーカイブも別配布していま
  211. す。(KoWIN14S.lzh) ただし、このソースアーカイブを作成するためには、手間がか
  212. なりかかるため、あまり頻繁に更新や配布は行っていません。すぐに最新版が必要だ
  213. という方は連絡して下さい。
  214.  
  215.  
  216.  
  217. ●配布について
  218.  
  219.   著作権はそれぞれの作者が保持しています。詳しくは個々のライブラリのドキュメ
  220. ントを参照して下さい。このアーカイブはその構成や中身を変更しない限り配布、転
  221. 載は自由です。転載時に特に作者に連絡する必要はありません。
  222.  
  223.  
  224.  
  225. ●連絡先
  226.  
  227.   このアーカイブおよびドキュメントは、すべて小笠原博之の独断によって制作され
  228. ています。連絡は下記までお願いします。
  229.  
  230. 小笠原博之 (COR.)
  231. InterNetMail: oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
  232.   DenDen-NET: DEN0006 COR. (米沢市 0238-26-3444, telnet://bbs.yamagata-u.ac.jp
  233.                   SJISの場合 login:den、EUCの場合 login:dene )
  234.  
  235.  NIFTY-Serve や PC-VAN 等の大手ネットからも、上記 InterNetMail のアドレスに直
  236. 接メールを出すことができます。でんでんネットは NIFTY や PC-VAN などから telnet
  237. サービスを通してログインすることができます。
  238.  
  239.